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ひょっとしたら産後うつ? 育児が辛すぎる、自己嫌悪がひどい


ひょっとしたら産後うつ? 育児が辛すぎる、自己嫌悪がひどい

待ちに待った赤ちゃんの誕生!うれしいはずなのに、心が湧きたつどころか、気分の浮き沈みが激しく、無気力で、食欲がなくなり眠れない。。。産後うつのサインでは?

産後うつ

可愛いはずの赤ちゃんを「こわい」と感じたある母親の話

ニュージーランドに住むある28歳の母親の話です。仮にティナさんとしましょう。
ティナさんが息子のオリバー君を身ごもった時、彼女は他の多くの妊娠中の女性と同様に、喜びでいっぱいでした。順調に大きくなる我が子を体の中に感じながら、「家族に赤ん坊が増えたらどんなに毎日楽しいだろう」と小さな我が子を想像し、心は幸せで満ち溢れていました。
ところが無事出産を終えてみると、ティナさんは自分の気持ちが全く変わっていることにがく然としたのです。

「オリバーと名付けた息子を抱いて、夫と一緒に家に帰って来た時、私は泣いていました。『こわい』という気持ちを抑えることができませんでした。もしこの子と二人きりでこの家に残されたら、いったい自分はどうしたらいいのだろう。一体どうやってこの子の世話をしたらいいか皆目見当がつかなかったのです」

自分はダメな人間だ、自分よりももっと上手に赤ん坊の世話ができる人がいるはず。自分はオリバーを育てるには適切な人間じゃない、と思いこんだティナさんは、わずか6週間の息子を、夫と自分の両親に任せて仕事に復帰しました。

「赤ん坊の世話がしたくなかったわけではありません。ただ、自分は育児をする能力がない、もっと優れた人がするべきだ、と頭から思いこんでいて自分でもどうしようもできなかったのです」

このとき自分が産後うつの状態であったとティナさんが知ったのは、それから2年たってからでした。

10パーセントから20パーセントの女性が産後うつに

産後うつは、出産後の女性10パーセントから20パーセントがかかると言われています。出産後数週間で現れることもあるし、一年後にかかることもありますが、最も多いのは最初の月と言われています。
産後うつの正確な診断はなかなかできていません、それは出産後の女性の多くが、気分のむらが激しい、感情的になる、などを体験するからです。しかし、これは英語では「ベイビー・ブルー」と呼ばれるごく軽い、そして短い期間の一時的な症状です。産後うつはそうではありません。
赤ちゃんを出産して、感情的になるのは当たり前です。胎内にいた赤ちゃんが出てゆき、母乳を生成するなど、体と体内のホルモンも激しく変化します。眠れない夜が続き、赤ん坊中心の毎日となり生活も激変します。
そんな中でもし、悲しくなる、落ち込みが続く、何故か罪悪感を感じる、などの心の動きが感じられたら注意です。可愛い赤ちゃんを見ても、一向に喜びを感じられず、以前楽しいと思っていたことが、全くつまらないものに感じる。そんな風に感じることはありませんか?

産後うつでよくある症状は

  • 食欲がなくなる
  • 眠れない
  • 常に不安や絶望を感じる
  • 何も悪いことはしていないのに自分を責め続ける
  • 感情のコントロールができない
  • 理由もなく悲しくなり、涙が止まらなくなる

産後うつのサインを見落とさないでください。認識することで予防ができる場合もあります。

睡眠と栄養をとることを心がけましょう

不眠は決しておろそかにしてはいけません。授乳中は赤ちゃんのために何度も起きるので、眠りが細切れになるのは避けられません。神経が休まることがなく、「今寝ないと!」とすきを見つけて眠ろうとしても、疲れすぎてかえって眠れなくなることはよくあるのです。

睡眠が十分でないことが、うつを引き起こす要因になり、またうつにかかってしまったら眠ることが難しくなる、という負のスパイラルにいとも簡単に落ちてゆくのです。

授乳のため夜何度も起きるのはこの時期避けられませんが、入眠にかかる時間を短くし、質の良い睡眠をとることが健康維持の秘訣といえるでしょう。眠るために必要なミネラルをサプリメントで補充するのはとてもいい方法です。授乳中の女性こそ、積極的にサプリメントをとり、体に大切なミネラルを補ってあげるべきなのです。

家族、パートナー、専門家に助けを求めましょう

自分ではどうにもならないと思った時は、一人で思いつめないで、誰かに助けを求めましょう。恥ずかしがったり、隠そうとしたりしなくてもいいのです。自分では制御できない悲しみや絶望感に襲われたら、まず身近な相手、パートナーか家族、何でも話せる友人など、あなたが信頼している人に話してみましょう。

もし必要だと感じたら、うつ専門の機関や医師に助けを求めることに躊躇してはいけません。 うつは放っておくと悪化したり、また治るのに何年もかかったりします。あなたのうつは、赤ちゃんとの関係にもろに影響してきます。母子の絆が最も深まる大切な時期、あなたご自身を大切にしてあげてください。

スリープドロップス カースティン

カースティン・テイラー

スリープドロップスの開発者

自然療法士(ナチュロパス)、メディカル・ハーバリスト、栄養士、自然出産及び受胎の専門家、そして一児の母親、でもあります。
現在は睡眠スペシャリストとしてニュージーランドのTV、ラジオに出演しています。