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子供の成長と睡眠の役割 その4 ぐっすり眠った子供たちからはポジティブな結果が


子供の成長と睡眠の役割 その4 ぐっすり眠った子供たちからはポジティブな結果が

ママと赤ちゃん

寝かせつけの習慣はいつも同じことを推奨

寝る-起きるのサイクルは、明るさと暗さに制御されています。このリズムは開発に時間がかかるため、新生児が眠る時間は一定にはなりません。このリズムが確立され始めるのは約6週間くらいからで、6ヵ月までにはほとんどの乳児は規則的な寝る-起きるのサイクルを持っています。3

眠る前の習慣を持つことは、眠る時間と起きる時間の違いを顕著にし、子供自身が眠る時間を認識する能力のサポートとなります。50

しかし、乳児の睡眠サイクルを構築するのは、両親にとっては至難の業と言えるでしょう。小児の睡眠エキスパートと、小児科医は、いつも同じように繰り返される規則的な眠る前の習慣は、睡眠を成功させるための重要な要素であると同意しています。4,25,41

90%以上の小児科医は、子供達の睡眠の質の向上に眠る前の習慣の確立を推奨しています。

眠る前の習慣は、幼児の眠りと、母親のムードにポジティブな影響を及ぼす

乳児や幼児の眠りに対して、また母親のムードに対しての就寝前の習慣の効率性に関して、アメリカで3週間にわたり行われた研究が査定されています。405人の母親と、7カ月から18か月の乳児のグループ、18か月から36カ月の幼児のグループの2つの年齢グループの子供達を対象にしています。これらの子供達をランダムに2つのグループに分けます。一つは、彼らがいつも行っている眠る前の習慣に従います(制御グループ)。もう一つは、1週間の基準期間のあと、2週間をある特定の規則正しい習慣に従い2週間を過ごします。特定の就寝前の習慣は、以下の3ステップです。

  • 提供された入浴製品を使っての風呂
  • 提供されたマッサージ製品を使ってのマッサージ
  • だっこ、歌、子守唄、などの静かな活動

乳児のグループでは、特定の就寝前の習慣は、基準となる期間と比較して、夜起きる時間と回数、そして寝付くまでの時間は、驚くほど減る結果をもたらしました。継続して眠る時間も増加し、そして子供の睡眠を問題視する母親の数も画期的に減ったのです。

睡眠の質と時間の似たような改善は、特定の就寝前の習慣に従った幼児のグループでも見られました。乳児のグループでは、母親のムードも改善されました。これと比較して、制御グループでは睡眠パターンと母親のムードは、基準期間と比べて際立った変化は見られませんでした。重要なのは、この改善は、その後のフォローアップ研究によると、1年後も同様の良い結果が出ていることです。

キーポイント

就寝前の習慣は、長く続けるほど眠りにいい

上記の発見は、数多くの国を含んだな研究(14か国の1万85人の母親。この中にはオーストラリアとニュージーランドの830人の母親が含まれています。)によって支持されています52
規則的な夜の就寝前の習慣(一週間に3回以上行うと定義づけされています)は、幼い子供たち(0歳から5歳までの)の睡眠の改善に関連づけられます。
毎晩の決まった習慣を続けると、早い時間に眠れるようになる、眠つくの時間が短くなる、夜起きる回数が減る、睡眠が続くなど、睡眠の質が向上しています。
親の悩みである子供の夜の睡眠問題と、日中の子供たちの行動の問題(ぐずり、かんしゃくなど)が減少したことは、眠る前の規則的な習慣を確実にしてゆくことと関連しています。
眠る前の習慣を行う頻度もまた重要で、頻繁にすればするほど、睡眠の質が上がります。

さらに、乳児期に眠る前の習慣を確立することは、後の成長段階にも影響してきます。
乳児期に眠る前の習慣を繰り返して眠った経験を持つと、子供時代から睡眠の質が向上し、日中も機嫌よく過ごすのです。眠る前の習慣を子供たちに一貫して続けさせることは、親にとって手軽で、そして短期間にできる非常に意味のあるつけとなるでしょう。

温かいお風呂、マッサージ、子守歌やだっこのような静かな行動といった、いつも変わらない決まった就寝前の習慣は、乳児や幼児の睡眠に多角的な面で効果的な改善を与えます。特に、一旦夜寝てからも目を覚ます、夜続けて眠れないといった点が改善されています。

キーポイント

眠る前の決まった習慣は、乳児、幼児、就学時前の子供たちのよりよい眠りをもたらします。

  • 早い時間に眠る
  • 寝付くまでの時間が短くなる
  • 夜起きる回数が減る
  • 熟睡して眠る時間が長くなる

眠る前の習慣をより頻繁にすればするほど、よりよい結果がもたらされます。
また乳児期の早いうちに実践すれば、よりよい結果がでることになります。

参照

  1. Staples AD, et al. IX. Bedtime routines in early childhood: prevalence, consistency, and associations with nighttime sleep. Monogr Soc Res Child Dev. 2015;80(1):141-59.
  2. Mindell JA, et al. Long-term efficacy of an internet-based intervention for infant and toddler sleep disturbances: one year follow-up. J Clin Sleep Med. 2011;7(5):507-11.
  3. Mindell JA, et al. Bedtime Routines for Young Children: A Dose-Dependent Association with Sleep Outcomes. Sleep. 2015;38:717-22.